スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

台湾(台北・台中・台南)ISO/HACCP視察研修報告 

274 2012年10月21日
台湾(台北・台中・台南)ISO/HACCP視察研修報告 
 9月18~9月21日の食品安全ネットワーク主催の台湾(台北・台中・台南)ISO/HACCP
視察研修に参加しました。訪問企業はHACCP審査や指導、食品検査会社のSGS(台湾検験科技有限公司、ハム・ソーセージ製造の源欣興農畜食品有限公司、インスタントラーメン製造の統一企業股紛有限公司、食用オイル製造の南僑桃園観光工場の視察と、烏山頭ダムやスーパーマーケットのカルフール、TAIPEI101の見学でした。

 最初に訪問したのは、SGS(台湾検験科技有限公司)です。会社側の説明では、業務内容はInspection(監査)、Verification(検証)、Testing(試験)、Certificatin(認証)で、食品の安全規格をサポートしています。ミッションと目的として、食品安全の改善を継続的に推し進め、世界中の消費者の信頼を高めること。
 安全な食品は以下の4つで進めています。
 1 食品安全リスクの低減、
 2 収益性、コスト管理の推進、
 3 力量、キャパシティビルディングの向上、
 4 知識の交換ネットワーキング
 説明の後、試験施設を見学させていただきました。数多くの高度な精密分析機械を配置し、検査員も多く検査機関としての規模は大きなものでした。また、全ての試験品が5日以内に成績書が発効できるように、かつ実施状況がパソコンで一見的に分かるようなシステムを取っていました。私は福岡市を退職後、福岡市食品衛生協会検査室、CRC(食品環境衛生研究所)等の検査機関に在籍していましたので、検査機関の実情は少し知っています。これだけの規模の検査機関を運営されているということは、台湾では、食品の輸出が重要な産業だということが分かります。食品貿易では船や航空機を使いますので、検査期間の短縮と成績書発行期日の確実さが求められます。
 次に、台湾高鉄(台湾新幹線)で台中に移動し、源欣興農畜食品有限公司を訪問しました。工場の説明によりますと、源欣興農畜食品は1991年から豚肉の飼育を始め、2001年に食品工場を建設、2004年にHACCPを取得し、2007年の現工場を増設しました。その後「肉博士Dr.Meat」のブランド名で販売しています。製品は生豚肉、味付け豚肉、煮込み肉製品、ソーセージ、ハム、ベーコン等で製造工程管理では職能訓練を年260回、拭き取り検査を1332回、TT管理(時間と温度管理)、原材料管理、微生物検査、異物検査・規格管理を実施しています。製品検査は自主検査1235件、委託検査421回実施しました。
 工場の概要は、
・エリア分離 加熱部門と加熱済み部門の完全分離しコンタミをふせぐ
・空気濾過施設 加熱施設加熱施設の充実 加熱工程を管理
・冷却施設 快速冷却システム 効率をアップし温度上昇による汚染りすくを下げる
・給水システム ダブルシステム 同時作業でも水量・水質の安全を確保 
 工場の説明の後、作業着やマスク、帽子を装着して、工場見学に行きました。工場は一般には公開してなく、一般人が入るのは我々が最初だそうです。
 2階にトイレや休憩室等があり、加熱部門と加熱済み部門は階段が異なり、2階を経由しないといけないように完全に分離しています、手洗い場は長いシンクに蛇口が数有るタイプで、同時に10人以上使えます。入り口の大きな靴洗いプールを通って製造室に入ります。床は大理石タイプの人研ぎで勾配もしっかりしており、水濡れ等はありません。壁はステンを貼っていて、壁際に大きな器具が無い事から、多分壁を含めて泡洗浄を行っているのでしょう。整理、整頓、清掃は完璧でした。従事者もテキパキと動いていました。2階のトイレの入り口にはスリッパの形の線があり、スリッパが整頓できるようになっていました。従業員訓練を年260回行っている成果がでています。
 意見交換会で、我々の指摘では、製造室の入り口の靴洗いプールは濡れた靴で製造室に入ることになり、ドライ化が損なわれるので靴底を消毒するマットに変更した方が良いのではないか、製造室の床の一部がわずかに剥離しており、出来るだけ早めに補修した方が良い等意見を出しましたが、社長始め全員がメモを取りながら真剣に聞いていただきました。食品衛生7Sと同じような「6S」採用しているそうで、その中には「しつけ」の項目があるのでしょう。我々が到着した時も女性社員数人が玄関に並んで迎えてくれましたし、みんな笑顔で挨拶していただきました。意見交換会の後、試食させていただきました。セブンイレブンで販売しているおでんでした。大変美味しかったです。
 セブンイレブンや日本ハムと取引をしていることから、日本式の管理を取り入れて、ハードもソフトもすばらしい工場にでした。
 次は台南の統一企業股紛有限公司を見学しました。台湾最大の食品製造・加工会社である統一企業股紛有限公司を中核として、食料品、流通、ファーストフード、ショッピングセンター開発等を行う台湾国内や中国本土、アジア諸国の関連会社170社以上に出資している食品・流通企業グループです。
 国際化にもいち早く取り組みました。中国大陸、東南アジアに展開しており、「アジアの統一」が視野に入ってきました。台湾の企業は日本の企業と比べて習慣、言葉の有利さがあり、中国に直接進出するより、台湾の企業と組んだ方が良いのかもしれません。
 食品工場の食品安全のレベルは取引先の要求により、変わってきます。セブンイレブンや日本ハムといった日本の1流企業と組むとすばらしい工場になります。そのためには両方の信頼関係が重要な事を実感しました。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

consalmasa

Author:consalmasa
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。