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食中毒と疑われやすい嘔吐下痢症が流行

262 2012年4月15日
食中毒と疑われやすい嘔吐下痢症が流行
 ロタウイルスによる嘔吐下痢症が子供たちに流行しています。嘔吐下痢症の流行は飲食業の皆様にとって悩ましいのです。症状がノロウイルスと似ているため、「おたくで食事をしたら食中毒に罹った」との訴えが出ます。食中毒は食品を介して感染し、人から人の感染は食中毒ではありません。
 飲食業にとって、自分の施設が原因の食中毒と判定されると、マスコミに店名も含めて公表されて、営業停止等の行政処分があり、患者の補償と社会的に経済的にも大きなダメージを受けることになります。食中毒施設と判定されるのは、提供した食事が原因で胃腸障害等の食中毒症状が起こった時です。
 食中毒は、原因となる病因物質と原因施設、原因食を調査して判定します。一般的には原因物質は、患者の検便を行います。病原微生物は、患者のお腹の中で増殖しますので検出率は高いです。原因施設調査は、調理従事者の健康状態と使用食材、拭き取り検査の微生物検査と、患者の喫食調査で患者の共通食は何かを調べます。ウイルスや食中毒菌は喫食して症状が出るまでの潜伏時間が決まっていますので、原因となる病因物質の潜伏時間が施設で喫食した時間と合うかどうか。また、食中毒の場合、食事時間が同じならほぼ同じ頃に発症し、発症のピークがそろいます。人から人の感染症は感染時期が異なる事が多くだらだらと発症します。それらを総合的に判断して食中毒かどうか、食中毒の原因施設かどうかを判断します。
ウイルスは食材からは検査が難しく、原因食を菌の検出で決めることは難しく、原因施設と判断されても原因食不明のケースが多くあります。
 ノロウイルスや病原性大腸菌は少量のウイルスや菌で発症しますので、多くの人が食事や行動を共にする修学旅行や結婚式の食中毒症状は、食中毒か、人から人の感染症か、どこが原因施設かの判断が非常に難しいのです。
 食中毒なのか人から人の感染症なのかの判断は難しく、飲食業者にとって死活問題となりますので、保健所の判断を得ることが良いでしょう。保健所の担当は状況から食中毒が疑われたら、衛生課食品係が行い、感染拡大防止と再発予防から、原因追求を行います。感染症なら予防課や健康課となります。予防課は伝染病などの予防活動が主務ですので、原因追求や行政処分は行いません。施設の消毒等の感染予防対策だけです

 ノロウイルスとロタウイルスについて少し書いてみます。
ノロウイルス感染症の潜伏期間と症状
感染から発症までの潜伏期間は24~48時間です。つまり食事が原因だったとしても、症状が出てくる直前の食事のせいではなく、前日もしくは前々日の食事が原因だったりするのです。主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱です。
ノロウイルスの感染経路は,ウイルスを溜め込んだ食材、カキやアサリ、シジミなどの二枚貝などです。これらを食べることや、ウイルスが表面に付着していたり、食器についていたりする食品を食べることで感染するものです。
 患者からの伝染
 飲食物によって感染した患者、あるいは感染した患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐物から人の手などを介して二次感染した場合。具体的には嘔吐した子供の吐物の後片付けをしたり、不十分な手洗いのまま調理した食べ物を食べたりすることにより、感染します。 一般には飲食物からの感染よりも、人から人への感染のほうが数が多いといわれています。
 近年はこういった2枚貝が食中毒の原因となることは減少しており、カキが食材とされる集団食中毒も激減しています。疫学的には、カキ以外の食材、あるいは直接・間接的なウイルスへの接触による、原因のはっきりしない感染経路が圧倒的であると考えられています。
 人から人への感染は糞口感染とも呼ばれます。経口感染の場合、ノロウイルスは口から入ってきて、食道、胃を通って、小腸の壁で感染、増殖をします。そして増殖してどんどん多くなったウイルスが腸の中で便と混じっていくわけです。その結果、ウイルスは感染者の糞便と共に排出されるほか、嘔吐がある場合は胃にわずかに逆流した腸液とともに嘔吐物にも混じって、排出されます。そうして出てきた糞便や 嘔吐物の一部は目に見えないような少量ですが、広範囲に飛び散ります。また手洗いを十分にしないと、ウイルスは手の指の間などにしぶとく残っています。知らず知らずのうちに、衣服や食器など、さまざまな経路で広がったウイルスが、ごくわずかに混入した食品などを介して再び経口的に感染して広がっていくのです。
 またノロウイルスの場合、少数のウイルスが侵入しただけでも感染・発病が成立すると考えられており、わずかな糞便や嘔吐物が乾燥した中に含まれているウイルス粒子が空気を介して(空気感染で)経口感染することもあるといわれています。
ロタウイルス感染症の潜伏期間と症状
 一般にノロウイルス感染症と比較して、ロタウイルスによる胃腸炎は大人ではあまり症状が重くないことが多いです。潜伏期間は、24時間~72時間とちょっとノロウイルスよりも発症までの時間が長いことがあります。やはり嘔吐、下痢、発熱が主な症状です。
ノロウイルスと同じようにヒトからヒトへの経口感染が大部分です。秋から冬にかけて大流行します。患者の便1g中には10~100億個ものウイルスが排出されます。ロタウイルスは感染力が非常に強く、10個以下のウイルスで感染が起こります。このため、患者の便中のウイルスがなんらかの形でほかの人の口に入って感染します。

 多くの人が利用する結婚式場などの飲食店施設は、調理従事者からの2次汚染を防ぐ事が大事です。特に、仕事場に入る前、トイレ後の手洗は石鹸を使ってしっかり行ってください。さらに、毎朝、仕事前に健康チェック表を記録して症状が疑われる時は調理場や料理に触れさせないようにすることです。また、結婚式やパーティでは、お客さんの様子を観察して。嘔吐したお客さんや体調異常のあるお客がいた場合、嘔吐物のかたずと消毒をきちんと行い、万一に備えて日誌等に記録して食中毒か感染症かの判定の資料にしてください。



 
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