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食中毒事件の80%は病因物質の上位4位が占める

91 2005年2月20日
食中毒事件の80%は病因物質の上位4位が占める
 公民館の依頼で 「高齢社会に向けての行動指針・生きがいづくりと食の安全を考える」という題で、来月講習会をすることになりました。そこで年の初めでもあり、私と日本の将来について書いてみます。

 今年は終戦から60年です。大きなうねりを形成してきた団塊の世代がまもなく定年を迎えることになります。これは日本にとってある意味大波とも言えます。この世代のこれからの生き方が日本の将来に大きな鍵を握っているのではないでしょうか。

 団塊の世代は、連帯から競争とその時代に大きな影響を与えてきました。私は終戦の前の年、昭和19年生まれです。少し前を走っていましたので、影響を受けながらも比較的冷静に見ていました。そして、40歳台から漠然と定年後の事を考えていました。

 団塊の世代の定年という大波に飲み込まれないようにするにはどうしたら良いか。少し先を走っているということは、逆にチャンスではないかと思っていました。自分で自由に選択できるチャンスは、定年後だけではないのか。何ができるか。何をして生きていくのか。定年後もどこかに勤務するという方法では競争が激しくなり、後に続く大波に飛ばされてしまいます。人と同じことをしては駄目だと思っていました。

 一方。多くの団塊の世代が定年を迎える2007年には、「社会における人材ニーズ」が大幅に不足します。雇用という形態の仕事は減るでしょうが、今までの経験を生かせば不足する分野でのチャンスが広がることを意味していると考えています。

 「80=20」という法則があります。例えば、02年の食中毒事件数は1584件です。病因物質は20ありますが、上位4つカンピロバクター、サルモネラ属菌、ノロウイルス、腸炎ビブリオの合計で、1230件発生しています。食中毒事件の80%は、病因物質の20%(4つ)で発生していることになります
(参照記事)

 つまり、食中毒事件の80%は予想される食中毒の要因のトップ4つの手洗い不良、古い鶏卵、生食用の鶏肉、カキで占められていると推定されます。つまり、その4つの食中毒の要因を重点的に対策をとるだけで、食中毒事件金をかけて、清掃等様々な80%の対策を取ってもたった20%しか食中毒は防止出来ないということになります。

 意外にこの事に気が付いていません。学校給食、福祉施設、ホテルとそれなりの所で食中毒を起こしているのは、この4つが不十分なためです。しかし、残りの要因は製品の品質を上げたり、信用を得たり、20%の食中毒予防にとって重要な事で、注意をしないでよいと言うことではありません。

 昨年12月に発生した食中毒の90%はノロウイルスによるものです。危害要因のトップは手洗い不足と生カキです。トイレの後手洗いしてない人は少ないでしょう。しかし、しっかり洗っている人は以外に少ないのです。そこをしっかり教育することです。そして、全員で守らないといけません。ノロウイルスのリスクは高いのに、マスコミはあまり報道していませんでした。

 ついに、ノロウイルスで死者が出ました。原因はまだ発表されていませんが、老人福祉施設ですので、大きな危害要因としては、おむつ換え後の手洗い不良です(参照記事「保健所OB便り●ノロウイルス予防の鍵は誰も見ていないトイレにあり」

 97年、かつての私が勤務する管轄の施設で集中的に起こったサルモネラ・エンティリティデイス食中毒で、私の食中毒予防に対する考えが変わりました。従来通りの網羅的な食中毒予防教育ではいけない。食中毒を防ぐのは重点的に危害要因を伝えることで意外に簡単ではないのかと思いました。

 この時の危害要因は鶏卵でした。状況証拠から見てすぐ判断できました。食中毒原因は鶏卵と確定できませんが、これからの食中毒予防に伝えるべき必要な危害要因は推定で十分です。家庭ではあまり問題になっていません。スーパーなどで売られている鶏卵は大丈夫のようです。鶏卵をたくさん使用している施設にリスクの高い古い鶏卵が出回ったものと推測されました。

 そこでしっかり鶏卵を選ぶ、納入業者とコミ二ケーションを取り、古い鶏卵を施設に入れないという方法をファクス情報やチラシ、講習会で徹底的に伝えました。福岡市では効果があり、サルモネラの食中毒は激減しました。

 危害要因は時代とともに変化しています。いち早く発生している食中毒事件からこの危害要因を見つけて対策を取ることが大切です。現在はインターネットが普及して、情報の発信が容易になってきています。ITを使っていけば、何とかなるし、十分お役にたてる仕事が出来ると思い、1昨年食品衛生コンサルタントとして独立しました。

 今年は食品衛生のあり方が変わります。4月から食品関係営業施設が守らなければならない衛生管理運営基準が改正になります。衛生管理の計画的実施、手順書の作成、衛生教育、製品検査やふき取り検査による評価を行うとされ、「プラン・ドウ・シー(計画、実行、検証)」による自主衛生管理を目指す形になっています。この面でもお手伝いできると思います。

 講習会のもう1つのテーマである「生きがいづくり」は、人は生きがいを持って生きることにより健康が保持される。精神的な健康が肉体的健康の素となります。この仕事を通じて、「お役に立っている」という生きがいを感じることが、私自身の健康法となります。そして、この輪を広げて行くことでまもなく迎える団塊の世代の生き方の見本になり、自由に創造的に生きることで、健康づくりになり明るい社会になる事を願っています。


 将来は広く世界に目を向けて、東南アジアに居を構えても日本と行き
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