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衛生コンサルタントだってノロウイルスにやられる

81 2004年9月19日
衛生コンサルタントだってノロウイルスにやられる
 私は10年前からボランティアで、10人以上の仲間とタイを中心に東南アジアで活動しています。タイ環境庁で仕事をしてたメンバーがいることもあり、航空券の手配だけを日本の旅行業者に頼み、ホテル、食事、車の手配等全て自分たちで行っています。メンバーの安全には十分注意を払っていますが、時には失敗もあり・・・。今回は、そんな失敗談も含めた、海外の活動におけるリスク管理についてです。

 東南アジアでは、魚介類の生食は厳禁です。飲用水は、歯磨きのうがいを含めてミネラルウォーターを使うことをお薦めします。これは、A型肝炎の感染予防です。A型肝炎の感染源は主に生水、氷、生の魚介類、生野菜などです。カットフルーツなども洗った水が汚染されていることがあるので、自分で皮を剥いて食べるほうが安全です。

 50歳以下の人で東南アジアでの滞在期間の短い人は、清浄野菜で育ち免疫を持っていない場合が多いので、生野菜をたくさん食べないようにすることです。できれば、予防接種をしてください。接種前に血液による抗体検査で免疫の有無を調べると、免疫が既にあれば、接種不要です。

参考記事
「海外渡航者のための感染症情報
A型肝炎
 私は東南アジアの飲食店の清潔(綺麗さ)を信用していません。とはいえ、東南アジアの料理は大いに堪能しています。それは料理法を選んで、安全な料理を食べているからです。安全な料理とは、目の前で十分加熱された料理です。注文してから作るのであれば、屋台でもリスクは少ないと判断します。食器や箸が心配なら、ティッシュで拭けばいいのです。屋台や町の食堂では、タイの人も自分で拭いています。

 その反面、日本のツアー業者が使っている綺麗なレストランは団体客を扱い、食事時間を短縮するために予め料理を準備しています。日本人客は、食文化を無視して日本食、特に刺身などの魚介類の生を要求します。店も価格を高く設定できるため生食を出すことが多く、その分リスクは高くなります。東南アジアでは魚介類の生を食べる食習慣はなく、料理人が慣れていません。ますますリスクは高まります。

 これだけ注意しても、軽い下痢症状に罹ることがあります。これは旅行者下痢症で、原因は、飲食物の違いによる一過性の胃腸障害が多いようです。水質の違いによる場合や食物の違いによるもののようです。水については、海外の水は硬質(ミネラル分が多い)で、一過性の下痢を起こしやすいのです。また、油と香辛料も下痢の原因になります。油は、未精製のものや、保存状態が悪く変性した油などが下痢の原因になります。なお、香辛料の取り過ぎも胃腸障害の原因になります。

 先月の訪タイで、私としたことが何ともお恥ずかしい・・・。8日目の夜に嘔吐してしまいました。原因としては、症状からみてノロウイルスによるものか、食べ過ぎによるものが考えられます。同行者で同様な症状の人はいませんでした。ノロウイルスだとすれば、潜伏時間の24時間前の食事に原因があります。しかし、振り返ってみてもリスクの高い料理はありませんでした。ただし、カオニャオ(もち米)を頼み、タイ流に自分の手でつまんでこねて食べるスタイルを取りました。トイレに手洗い設備がなく、ちょちょっと濡らすだけで、食事の前も手洗いを怠ったのが原因のようでした。反省しきりです。

 さらに、その日はお昼はカレーラーメンのような辛いカオソイを食べ、夜はトムヤムクンや辛いカレー系の料理をご飯にかけてたくさん食べました。香辛料の取り過ぎと食べ過ぎも災いしたようです。
 シーフードの店で貝類の炒め物を頼みましたが、かなり生っぽかったためか、翌日1人下痢症状の人がいました。貝類の料理は炒め物でも加熱不十分でリスクが高いようです。

 我々は出来るだけ安く行くため、格安航空券を利用します。今回も、台湾、香港経由でバンコクまでに3回も飛行したため、耳の調子がおかしくなった人がでました。バンコクの病院にかかりましたが、耳鼻科の先生が不在。エイズ国際会議でご一緒した秋田県の小児科の高橋先生が同行していましたので、日本に電話を入れていただき、耳鼻科の先生に聞いて応急対策をしていただきました。グループで行動する時は、海外保険に加入しておくことが大事だと実感しました。食を含めて、海外での活動におけるリスク管理の大切さを学びました。
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