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将来の生活設計について

303 2014年1月5日
将来の生活設計について
 明けましておめでとうございます。昨年中は大変お世話になりました。
食品衛生コンサルタントとして情報の発信を通じて少しでもお役に立つことができることに日々感謝しています。
 昨年12月18日に「生涯現役生活設計セミナー」を受講しました。以前「生きがい福岡」でご一緒した坂本徳俊氏からお誘いがあったものです。
 年頭に当たり、改めて将来の生活設計をじっくり考えてみたいと思いました。
 セミナーで、生活設計の基本的な3つのプランは3つをあげています。
 1キャリア開発プラン 職業生活ならびに家庭・地域生活の領域 
 2生涯経済プラン 生活の基盤となる経済面の領域
 3健康管理プラン 身体や精神面の健康といった領域
 
ライフプランの年代別ポイントとして、
 50歳代で退職後の生活も視野に入れたライフプランを設計し、準備を始める時期。自分の選んだ就業スタイルに沿うようなキャリア開発計画を策定し、中・長期的な課題を明確にする。
 60歳代では、退職後のライフプランを実現させていく時期。再就職をしても一般的には65歳前後で引退。仕事以外の活動の場を作っておくことも大切。夫婦だけで過こす時間が多くなる。趣昧やボランティア活動などを通じて、幅広い仲聞づくりを心がけたい。一病患災。たとえ持病があっても、健康管理に気配りしながらライフワークを実行する生活態度で生活習慣病の不安を解消。
70歳代では、これまでのライフプランを完成させる時期。一般的には、職業生活からは引退。夫婦だけの気楽な生活か。趣味や社会奉仕活動などにも積極的に参加したい。一病息災から少病息災へ。健康問題を気楽に相談でぎるようなホームドクターを見つけておきたい。生活費は公的・私的年金が中心。就労していない限り、それらの他に定期的な収入はないので、財産管理をしっかりする。

まもなく70歳代に突入する私がこれらのポイントを振り返ってみます。私は50歳前から退職後の仕事を考えていました。地方公務員で長い期間保健所で食品衛生監視員として働いていました。食品衛生関係では牛肉偽装事件、大型の食中毒事件、食品表示偽装問題が大きな社会問題となっていましたので、食品衛生関係で何かできるのではと考えていました。何とかこの方面での仕事をと考えていましたが、私の希望のような仕事はありません。社会の関心が食品衛生に向いています。事業者は食品衛生だけに雇用は難しいので、定期的に指導するコンサルタント的な業務は必要とされるのではと考えました。元食品衛生監視員だけではたいしたキャリアではありません。自力でキャリアを開発する必要があります。わが国でもHACCPが導入され、関心があったので食品企業、関連業者、行政が集まって異業種交流会に参加しHACCPを学んでNSF HACCP9000 コーディネータの資格を取りました。1つの方向として、情報発信を通じて食品衛生コンサルタントの仕事を認めて貰うことです。
 現役の時に評判の良かったFAX通信、ホームページ、メールマガジンを個人で立ち上げました。更に「保健所の片隅から(ある食品衛生係長の実践録)」という本を出版しました。退職時に合わせて出版しましたのでそれなりに売れました。著作を持つことはキャリアとしては大きく講演会のギャラにも良い影響がありました。自費出版で自分で売れば何とかもとは取れます。
 58歳で早期退職を決意しました。新しい人生を切り開くには少しでも若い方がいいのかと思いました。タイミング良く外郭団体の社団法人福岡市食品衛生協会食品衛生検査センターの所長の職が空きましたので希望しました。しかし、中に入ると外郭団体特有のぬるま湯的体質と足の引っ張り合いがあり、9ヶ月で退職しました。そこからは元の役所を頼ることはできません。仕事はありません。年金支給まで1年以上あります。
 (社)福岡市食品衛生協会を退職する直前に(社)福岡県食品衛生協会の大会に講演を依頼されお話をさせていただきました。その直後ある弁当屋さんから顧問の依頼があり、食品衛生コンサルタントとしての仕事が始まりました。その後は比較的順調で、顧問の仕事は5社、講習会の依頼も増えてきて60歳代の職業のライフプランは順調にできました。
 営業は講演会や企業の指導が主で、出かけることが多く、最初から仕事がどんどんあるはずもなく、人を雇用するほどの事もなく、自宅を事務所としています。最初の税金申告時、青色申告という制度がある事を知りました。青色事業専従者控除、純損失の繰越控除等の特典があり、個人営業ではメリットがある制度ですが、きちんと記帳する必要があり、申告の時に税理士さんにチェックやアドバイスを受けることで青色申告ができます。そこで妻に協力して貰い簿記の資格を取らせて経理等を頼むことにしました。つまり、共同経営です。これが非常に良かったようです。妻は一定のポジションを得て生き生きと共通の会話も増えてきました。60歳台は「ハッピー・リタイアメント」がうまく出来たと思います。
 次の70歳代は、年金が頼りになります。食品衛生コンサルタントの依頼は次第に少なくなりましたが、この歳で仕事が出来るのはあるのは恵まれています。70歳代の大きな問題はいつまで健康でいられるかでしょう。
 私は現役の時から腰痛持ちで歩様がおかしく、歩くのが困難になってきました。5年前から妻と2人でスポーツジムに通い、泳いだり歩いたり、ヨガやピラティス、ストレッチをしています。暇な高齢者にとって日課があることは素晴らしいことです。午前中のジムはまるで老人の社交場です。運動する事、挨拶して会話すること、学ぶことは、所属の欲求、知識欲を満たし精神的にも良い事です。
 また、年に数回は海外旅行に2人で出かけています。パック旅行もしますが、昔の仲間とネットでホテル、観光地、レストランを探し自分たちだけで計画します。できるだけ楽しく安く出来る旅を行っています。さらにボケないようにマガジンを出したり、キンドルで読書をしています。
 人生80年、いよいよラストステージにさしかかります。出きるだけ長く元気に周囲に迷惑をかけないように努力しています。腰痛は軽くなりましたが、足、特に足首の力が弱っていますのでジムで鍛えていますし、ホームドクターとは相談できます。ピンピンコロリを目指して努力していきます。
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