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レジオネラ菌 

38 2002年11月3日
レジオネラ菌 
レジオネラ菌による大きな事故が起こっており、また、質問もきていますので、今回はレジオネラ菌を取り上げてみます。
 私は1991年位からエイズ関係のボランティアをしていた関係でエイズ関連の本をよく読んでいました。レジオネラ菌について、ランディ・シルツの「そしてエイズは蔓延した」に在郷軍人病という名前で出ていました。

 「全米在郷軍人大会」で原因不明の肺炎が発生しました。患者が軍人だったこともあり、アメリカの衛生局は、全力をあげて原因追及を行い、早い時期にレジオネラ菌が原因と突き止める事が出来ました。

 同じ頃、同性愛者に広まったエイズは、アメリカ国内の差別感情で原因追及や対策が非常に遅れていました。そこをシュルツが在郷軍人病と同じ程度に原因不明であったエイズ対策を取り組むように訴える対比として書かれていたことを思い出しました。
 
「そしてエイズは蔓延した」の一部を許可をとって私のホームページに掲載しています。
 豆 知 識 ◆◆◇◆
レジオネラ菌って何?

レジオネラ菌(Legionella spp.) は、1976年に米国のフィラデルフィアで開催された全米在郷軍人大会の参加者の多数に発生した重篤肺炎の原因菌として発見されました。在郷軍人というのは、軍役を退き地方で暮らす退役軍人で、そのほとんどが高齢者なため、上記の事例では発症率が高く、重篤者及び死者が多数発生しました。大会の会場兼宿泊施設となったホテルの空調システムの不良から高濃度のレジオネラ菌に参加者(宿泊者)が暴露したため感染したものですが、ホテルのそばを通っただけで感染した患者も多数見られています。精力的な病原物質追求の結果、死者の肺臓器に未知の細菌が多数発見され、その培養が試みられましたが通常の条件では成育しない菌であったため、培養に成功するにはしばらく歳月がかかりました。

レジオネラ菌の培地中での増殖には、L-システインと微量の鉄分が必要であると同時に、通常の培地に含まれる発育阻害物質を活性炭等で除去し、pHを6.8~6.9に保たないと増殖しません。発育も遅く、分裂時間は通常4~5時間で、コロニーとして見えるまでは5日以上がかかります。細菌としての性状は、グラム陰性の好気性の長桿菌で、微量の有機物存在下で増殖可能(Oligotrophic)だが種々のアミノ酸を要求する「栄養要求性が厳しい」細菌です。現在、レジオネラ属には42菌種があり、そのうちで最も病原性が強いL. pneumophila(レジオネラ ニューモフィラ)には14種血清型が知られています。フィラデルフィアでの原因菌も、わが国で発生しているレジオネラ症もほとんどがL. pneumophilaで発生しています。

自然界では、アメーバなどの原生動物体内に共生しているため、環境の変化や、薬剤、熱(但し60℃以下)などにも耐えて生息しており、原生動物が生息できるあらゆる水環境(河川、池、噴水、クーリングタワー水、60℃以下の温水タンク、温泉水、浴槽水、シャワーヘッド、加湿器など)などからレジオネラ菌が検出されています。レジオネラ症の感染ルートは呼吸器のみで、菌を多量に含むエアロゾル(霧状の水滴)を吸い込むことで、抵抗力(体力)が弱いヒトが発症する場合がほとんど(菌を含む水を飲んで発症した例もありますが)なので、エアロゾル化しやすい水環境が要注意となります。冷却塔水エアロゾルがビル空調の吸気口からのビル内への発散などが注意点でしょう。冷却塔水エアロゾルが病室の窓から流れ込んで多数の患者が出た事例が市内東区病院で発生したことがあります。なお、冷却塔水の本菌陽性率は50%以上です。

1994年に厚生省監修の「レジオネラ症防止指針」では、水中のレジオネラ菌数の程度により取るべき対策が示されています。冷却塔水の維持管理についての指導では、原則的にはその「指針」に従って行うといいと思いますが、同時に、「レジオネラクラッシュ」などの薬剤の使用だけでなく、洗浄・清掃などが重要である事も分かっています。
 ( 環境監視員のための衛生細菌より 中村学園短期大学小田教授)

コンサルへの道 ■□■□■
・「思想を維持する精神は、狂気でなければならない」(吉田松陰)
・「正論では革命をおこせない。革命をおこすものは僻論(へきろん)
 である」  (西郷隆盛)
・「大切なことは、熱狂的状況をつくり出すことだ」(ピカソ)

メルマガ『がんばれ社長!今日のポイント』から引用しました。
   http://www.e-comon.co.jp/ 
――――――――――――――――――――――――――――――――
 平成9年当時私が勤務していた保健所管内でサルモネラ・エンテリティディスの食中毒が多発しました。

 その食中毒事件の中に社員食堂などの給食を請け負っている給食業者がいました。食中毒事件処理後、そこの社長さんとの話しの中で、「安全管理室を設け、検便も毎月していて、年間100万以上使っている。講習会も自社で保健所の方に来ていただいてしている。それだけしているのに何で俺の所で食中毒を起こすとかいな!」と言われました。

 この一言は私にグサット突き刺さりました。実はその年、私がそこの講師として出かけ、サルモネラ食中毒、特に卵のリスクについて話したばかりでした。

 「どうしたら、効果的な講習会ができるか、食中毒を無くすことはできないか。何か別の伝える方法は無いか。」頭の隅に貼りついていました。

 その年の講習会で「危ないよ]と言った事がその通りに次々にサルモネラ・エンテリティデイスの食中毒が発生する。予想屋としては大当りですが、なぜ予想が当たっているのに、食中毒が発生するのでしょう。

 「危ないよ」(リスク情報)→ 伝える → 実行

 どこかで止まっているのです。そこで、冒頭の言葉です。「熱狂的状況をつくり出す」ことです。ビデオを見せて、テキストに沿って研修をします。博多保健所は歓楽街の中洲があり、夜の遅い営業のため、寝ている人が多いのです。いびきが聞こえてくることもしばしばです。

 型通りの研修は、聞いてくれませんし、伝わりません。まして、研修会に来てない人までは伝わりませんし、実行されません。

 実行に至るまでは、くどい事は承知で言い続け、あらゆる機会をとらえることです。自分から熱狂的状況にならないと伝わらないし、実行されません。

 翌年、私の講習会は、ビデオもテキストもほとんど使わず、食事のメニューを書いた模造紙1枚だけで行いました。どの食材がリスクが高いか、どういう行為がリスクが高いを話しました。その中で半分以上の時間を割いて卵のリスクについて話しました。反応は良く、夜の遅い営業にも関わらず寝ている人が減りました。

 信念を持って、熱意で話せば聞いてくれるようです。当時、生産者に配慮してか、行政もマスコミも卵が危ないとは言いにくい雰囲気がありました。

 FAX,チラシ、立ち入り検査とあらゆる機会をとらえて話しました。職員全員でとり組みました。

 社長のこの一言は、私が、食品衛生コンサルタントを目指そうと思った原点となりました。
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