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1見せる展示の旭山動物園は見せる食品衛生管理に通じる

142 2007年5月6日
1見せる展示の旭山動物園は見せる食品衛生管理に通じる
 先日、札幌で食品衛生関連のセミナー講師の依頼を受けたのをきっかけに、旭山動物園を見てきました。ここは主役の動物を生きいきと見せる非常に楽しい動物園で、全国からも脚光をあびています。このようになったのは、園長や職員の知恵を絞った工夫があるからだと言われています。動物園の理念や目的を決めて、職員間で動物園のあるべき姿を思い浮かべ現場の工夫を生かしていく体制は、これからの食品衛生管理、経営管理にも役に立つヒントがあると考えます。

 旭山動物園のガイドさんの説明によれば、10年ほど前は珍しい動物もおらず、訪れるお客も少なく、閉園も計画に上がっていました。お客の入らない動物園は「金食い虫」と批判にさらされていたそうです。それでも、園長は飼育係たちと、あきらめることなく、夢を語り合い続けました。理想の動物園とは何なのか、動物たちの素晴らしい生命力や、驚くべく能力を見せる工夫はできないものかと、考えてきたそうです。

 動物園の入り口には、「もぐもぐタイム」という餌を与えるスケジュールが表示されています。動物は餌を貰う時が活発に動くので、その時間に見て欲しいとの工夫です。そこで、もぐもぐタイムが近いアザラシ館に行くことにしました。アザラシ館には円柱水槽があり、アザラシが狭い円柱をすごいスピードで泳いでいる様子を見せています。かなりの迫力です。地上の池で餌を与える時間になりました。ショーでなく飼育係が餌を与えながらアザラシの生態などの詳しいい説明をしていました。アザラシの野生環境を再現するために、ウミネコやオオセグロカモメ、オジロワシも飼育していました。

 名物のペンギンウオークはコースに雪がなく実施していませんでしたが、ペンギン館では、華麗に水中を泳ぎ回るペンギンの様子を見せています。動物を命令で動かすショーでなく、生きいきとした動物を様々な角度で見せる工夫をしています。

 旭山動物園のホームページによると、「動物の目線に立った工夫が、動物を生き生きとさせる。そして、柵越しの平面的だけでなく、上から水中からとお客さんの目線を増やし、動物の活動の様子が楽しく見せています」とありますが、まさにそう思いました。

 札幌のセミナーでは、見せる旭山動物園に引っ掛けて「見せる衛生管理について」お話しさせていただきました。「あの会社は汚い」とのテレビのコメンテーターの一言である会社は倒産の危機に落ち入りました。衛生管理の状況を見せていかないと大変なことになります。誰に見せるのか、それは、パートさん、従業員、お得意様です。「おれんとこは、ここまでするんだ」と見せます。そのためには、作業手順書を現場で作り、作業手順書通りに実行し、検証し、悪ければ改善し、悪くなくてもさらに良くなるように工夫、改善し継続することが大切です。その過程で現場の知恵を引き出すことが重要です。「学んで、生かす」は大きな利益にもつなげる働きがあります。

 「見せる衛生管理」の実現には、現場からの提案や工夫、アイデアが必要です。上からの命令ではうまくいきません。企業の理念をしっかりさせて、あるべき姿を話し合い、思い浮かべてその方向に全員を引っ張っていかなくてはなりません。パートさん、出入り業者、お得の目線を考えることが肝要です。

 パートさんが知恵を出す改善活動に参加をすると、パートさんのやる気が起きます。まずパートさんが、この会社の食品は厳しい衛生管理を行っていることを理解して安全で安心だと感じ、自分がこの会社の食品を買ってみようと思うことが重要なのです。旭山動物園の動物も人の目線を感じていて、気分よく生きいきしてきています。旭山動物園の運営方法と「見せる衛生管理」は共通点があります。
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