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食品衛生監視員も疑問を呈す食品偽装事件

169 2008年6月1日
食品衛生監視員も疑問を呈す食品偽装事件
 5月17日、18日に横浜で「食の安全を考えるつどい」が開催されました。この会は保健所勤務の食品衛生監視員の有志が企画し、全国の食品衛生監視員、営業者、消費者が集まり、食品の安全について話し合う会です。今回はサイエンスライターの松永和記さんもパネラーとして参加されました。泊り込みで多くの方と夜遅くまでお話しすることができ、大変有意義でした。この会に参加して、私が感じたことを書いてみます。

 「食品偽装と食の安全を考える」と題したシンポウムでは、まず3人の演者が持論を展開しましたが、既にマスコミで報道されているような建前論ばかりでした。その後松永さんが、FoodScienceの「松永和紀のアグリ話」に書かれているような科学的な真実に迫る話をされると、会場の雰囲気が一変しました。食品衛生監視員や生協の方の発言がにわかに活発になったのです。現状について疑問をもっている食品衛生監視員がいかに多いのかがよく分かりました。

 食中毒の発生は珍しいものではなく、ニュースとして報道しても視聴率が取れないそうです。しかし、食中毒の取材は難しく、行政の発表資料だけで済ませるため、記事も小さな扱いになります。一方、食品添加物や農薬といった化学物質は、未知な物に対する恐怖感から視聴率が取れ、めっ
たに発生しないので興味を引きやすく、繰り返し報道されるということです。

 中国のギョーザ事件も専門家が少し考えれば、混入ルートは原材料の野菜からでないことは容易に推理できるはずなのに、延々と中国の野菜の農薬散布の映像を流し続けていました。マスコミの記者の勉強不足とテレビに登場するコメンテーターの作る空気に迎合した意見が多過ぎると思います。

 パネラーの1人に、小さな表示ミスで商品の回収、廃棄を行なったシュウマイ製造業者がいました。私が質問表に「どうして廃棄まで行ったのか。食品の安全性には問題が無いので表示の張り変えで良かったのではないか」と書きましたところ、「苦渋の選択でした。訂正したシールを張り、店頭に断りの張り紙をしようと考えたのですが、販売店側の意向が強く、回収、廃棄ということになったのです」と答えてくれました。

 このシュウマイ製造者による回収事件の後、同様な事件が頻発したため、新聞に社告を出すことになりました。その結果として、新聞社が利益を上げています。このように安全な食品を、マスコミの見えない圧力で廃棄を続けていることについて、考えなければなりません。私が食品衛生監視員の時も表示違反や軽度のミスは発生していましたが、回収、廃棄処分は限られていました。処分は慎重に法の規定と安全性を考慮して行なっていました。現在は誰がこのような処分のルールを作っているのか分からない状態です。行政指導ではないようです。

 今、日本では中国産のギョーザは評判が悪いです。あのような事件の後ですから無理もありません。4月に私の生まれた場所を探しに上海に旅行しました。観光客は激減していました。上海で小籠包やギョーザを食べに行きました。新天地店の台湾資本の有名店です。5時半でしたが、既に予約でいっぱいでした。店員さんは真っ白なユニフォームに身を包み、にこやかにてきぱきと動いており、とても清潔な感じがしました。小籠包は、箸でつまんでれんげに乗せ、皮を少し破り、まずは何も漬けずにスープだけを味わい、次にお酢とショウガを載せて食べます。美味しそうでしょう。
確かに美味かったです。

 「食の安心」に大きく影響するのは、従業員の態度や店の雰囲気、料理の盛り付けや味、料理の温度といった五感です。そこの小籠包やギョーザを食べても全く不安は感じませんでした。「食品衛生7S」を地道に実行することが「食の安心」を勝ち取る早道だと思いました。
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