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食品廃棄を減らすために

175 2008年9月7日
食品廃棄を減らすために
このところの原油高騰、食料品の相次ぐ値上げが社会問題となり、テレビで食糧危機について特集を組まれています。その中のテーマとして日本の食糧自給率(カロリーベース)39%、期限切れや表示ミスや異物混入等で食品等の25%以上を生産・消費の各段階において廃棄しているという問題を取り上げ、スーパーや飲食店の食品廃棄の映像を流していました。

 これを見て、私は何となく違和感を覚えました。そこに、製造現場の意見や映像はありませんし、何故日本はまだ食べられる食品を多く捨てているのか、どうすればよいのかの提言も見られませんでした。
確かに賞味期限の付け直しや産地偽装をして、消費者をだました業者は厳しく罰する必要がありますが、現状は製造業者へのペナルティとして必要以上に厳格にせざるを得ないような空気が支配し自主的に廃棄を行わせているように見えます。食品そのものの品質、安全性に関係なく小さな表示のミスでも回収したら、賞味期限内であっても再出荷できずに廃棄させられています。そこには空気に敏感なスーパーやデパート側の意向が働いています。同様な表示ミスで自主的に廃棄した会社にならってという前例踏襲や空気できめるのでなく、科学的、合理的な食品廃棄の判定ルールを作成する必要があります。食品の安全性や食べ物を大切という考えも入れて行政、生産者、販売者、消費者の意見をとりいれればいいのではないでしょうか。

消費期限や賞味期限は製造者が科学的根拠をもって付けることになっていますが、現状は、何となく、スーパーマーケット等の販売者の意向により同一食品は期限を揃えているケースが多いようです。
消費者には、食品添加物は避けたいという意識があり、長い賞味期限の食品は保存料が入っているのではないかと思っています。また、食品の新鮮嗜好から購入時日付表示を見るため、販売者は同じ棚にバラバラの期限表示の食品があるのは困ると思っています。そのため販売者は同一食品の賞味期限を揃えさせる傾向があり、当然、短い方の業者の賞味期限に合わせるでしょう。営業上の都合で短く付けている賞味期限にしばられて何も問題のない食品でも廃棄されています。
食品製造者は消費者が保存料等の食品添加物を嫌っているの十分知っており、保存料を使用しないで食品の寿命を延ばす努力をして衛生管理や殺菌、包装、冷凍、冷蔵技術を導入してきましたが、そのような技術力は適正に評価されずに短い賞味期限を付けざるを得ないようになっています。

 結果的に消費者の意識が販売店を通じて食品製造者の賞味期限の短縮傾向となり、食料廃棄料の増大と価格の上昇を招いていることになります。食品廃棄量を減らすには、科学的な根拠に基づいた適正な賞味期限を表示して、技術や品質管理の状況が期限表示に反映され、業者間の品質競争が行われて、消費者が賞味期限が長い方を選択する人が増えていけば食品の廃棄量が減少させることができます。現状は、消費者の意識と生産者の取り組みについて齟齬があり、その溝を埋める努力が必要とされます。

 アメリカは、「フードバンク」という取り組みがあります。フードバンクの仕組みは、まだ十分食べられるのに捨てられていた食品を食品会社から寄付してもらい、食べ物に困っている人に無料で届ける運動です。
「フードバンクという挑戦」著者 大原悦子 岩波書店によると、日本でも東京、大阪、
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/5/0246440.html
名古屋、沖縄でもフードバンクの活動が始まっています。日本でも餓死者が発生していますし、格差社会のもとで生活困窮者が増えてきています。余剰食品は流通の様々な場所で発生します。それをフードバンクが集め、原則として個人でなく、福祉施設や団体に届けます。こうした施設は食の専門家がいて「不適切な扱い」が起こりにくいのです。フードバンクの趣旨を理解し、信頼関係を築いている団体に配ることで、寄付された食品がよそに転売される心配もなくなります。フードバンクで扱うのは全て賞味期限内の食品です。
 食料自給率39%(カロリーベース)、食料廃棄率25%の日本です。企業は廃棄コストを減らすことができ、困っている人たちは食費を節約できる。「もったいない」を「ありがとう」に変えるユニークなシステムです

 日本には「もったいない」という思想があります。「もったいない」は最近のECO活動に大いに生かされて効果を上げています。私の「もったいない」のイメージは食べ物です。お茶碗にごはんつぶが残っていたら「もったいない」きれいに食べなさいと叱られたものです。昨年来の偽装表示問題で消費者は怒っているのは十分理解できます。不埒な業者を処罰するのはいいのですが、食料を安全においしく、無駄をなくす方法を考えていきましょう

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